【キャビネットの鍵】イトーキ・オカムラの合鍵作成！ブランクキーと純正キーの基礎知識

どのような鍵？

鍵業者によって作られた合鍵、もしくは無加工状態の鍵のことを指します。鍵業者の場合、ブランクキーに元鍵と同じ加工を施して合鍵を作成するのが基本です。手持ちの鍵がブランクキーかどうかを調べるなら、表面に刻まれたメーカーの名前を確認してみましょう。「GTS」「FUKI」「TLH」などのメーカー名が刻まれている場合、ブランクキーだと考えられます。

メリット

必要になったときに、短時間でブランクキーから合鍵を作成できるのがメリットです。鍵業者に元鍵を持って行けばその場で作成するので、合鍵をすぐ使いたいときに適しています。業者によって料金は変動しますが、比較的リーズナブルな料金で作成できることもメリットとして挙げられます。手軽に合鍵を作りたいときは、ブランクキーが重宝されます。

デメリット

ブランクキーは元鍵の形をコピーして作成するため、仕上がりは業者の技術などによって変わります。鍵の質が落ちていると、鍵穴が壊れる危険性などもあるため、注意が必要です。また、鍵の種類によってはブランクキーでの合鍵作成が難しいという理由から、依頼を断られることもあります。なお、元鍵には情報と紐付けられた鍵番号が刻印されています。ブランクキーには鍵番号は刻印されず、必要な元鍵情報をなくしてしまうリスクがあることも気を付けておきたいポイントです。

どのような鍵？

各メーカーによって作成された鍵のことです。純正キーを見分けるポイントは、「MIWA」「SHOWA」「GOAL」などのメーカー名が記載されているかどうかです。純正キーには鍵番号が記載されていることも特徴といえます。鍵番号とは、鍵のデザインなどの情報と紐付けされている番号のことです。番号があれば、元鍵がなくてもメーカーに保存された情報を参考にして合鍵を作成できます。

ブランクキーの表面にも番号が記載されていますが、これは鍵の種類を表すものです。メーカーで管理されている鍵番号ではないため、この番号をもとにして純正の合鍵は作れません。

メリット

メーカーで管理された情報をもとに、精度の高い合鍵を作成できるのが純正キーのメリットです。作成の技術によって左右されないので、質の悪い鍵で鍵穴を傷めるリスクが低く、安心して使用できます。ブランクキーと異なり、純正キーの合鍵には鍵番号が記載されているのもメリットです。鍵の情報がそのまま受け継がれ、再び合鍵を作成する必要が出たときに役立ちます。

デメリット

基本的にはメーカーから取り寄せる必要があるため、その場で合鍵を手に入れることはできず、時間がかかってしまうのがデメリットです。すぐに鍵を開けたいときなどには向いていません。また、鍵を作成する料金にメーカーからの取り寄せにかかる料金も上乗せされるので、費用が高くなる傾向が見られます。なるべく作成料金を抑えて節約したいと考えている場合は、その点も把握しておく必要があるといえるでしょう。